コウ急逝

 朝、クラ・ミナのカゴが少し騒がしいので確認すると、なぜかコウがいる。昨晩間違って入り込み、信じ難いことだが、そこに居座って飼い主の目をやり過ごし、朝になって気づいたミナに追い出しを掛けられていたものらしい。すぐに捕獲して、隣カゴに移す。外傷なし。特に変化無く、エサを食べていた。
 これで済めば、間違える文鳥も、それに朝まで気づかない文鳥たちも、笑える話だったのだが、今にして思えば、夜の事態の伏線だったのかもしれない。
 夜、放鳥中の清掃。水洗いするため底トレーを引き出すと、フン切り網から2本のひも状の物体が垂れ下がっていた。何だろうとよく見ると、それは文鳥の脚であった。あわててコウを取り出したが、すでに亡くなっていた。
 死後硬直どころか、クチバシもピンク色のままで、亡くなって30分と経っていない様子だ。お腹に卵は無かった。
 何故だろう。巣の中に5個卵があったので、やはり産卵からくる疲労の蓄積だろうか。昨晩カゴを間違えたくらいなので、飛びまわってはいたが、実はすでに朦朧としていたのだろうか。やはり、年下の夫は負担であったか。しかし、それにしては、別段やせていない・・・。
 いつもながら、わからないものだ。とにかく冥福を祈ろう。

 昨晩、女房がいなくても平気な顔をしていたノコリは、巣が変わり卵も無くなったので不審を覚えたのだろうか、暗くしても鳴いていた。
 泣くな、否、鳴くなノコリよ。君はヒナたちの兄貴分になってもらわねばならないのだ。

 さて、近い将来ノコリを付け回すことになるはずのヒナたちの方は順調だ。体重はノッチ26g、イッツ23gと1gずつ増加した。頭の大きさはイッツの方が大きいのだが、今後どういった成長曲線を描くのか、注目したいところだ。

ノッチとイッツ
孵化16・17日目の文鳥ヒナ

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