ハコベの花咲く

無駄な努力をする文鳥(ラック)
無駄な努力をするラック

 妻のシューは、飼い主が掃除をする間遊び、終われば戻って抱卵をするという、実に模範的な行動をしている。一方夫のラックは、愛ジンのニッキと浮気をし、無駄な巣材集めに励む、駄目亭主の道を歩んでいる。完全に賢妻愚夫だが、ラックの今後に期待したい。

 さて、個人的にはハコベを文鳥に与える気は、ほぼ無かったのだが(おそらく食べない)、行きがかり上、七草粥セットを買い、その中のハコベに根が無いのでがっかりしたと言う話を書いた。
 もし、私が昔からヒヨコ草と呼ばれる野草を自分の文鳥に与えようとするなら、そこらに生えているハコベを採って来て、プランターに移植の上で無農薬栽培し、数ヵ月後に使用するだろう。また、さらにこだわるなら、市内に存在するハコベ栽培農家にお邪魔して、数本根ごと譲ってもらって栽培するだろう。しかし、個人的な話ではなく、誰でも手軽に手に入る素材での栽培がテーマなのだった。
 そして、手軽な素材と思われた七草セットに根が無かったわけだ。しかし、せっかくなので数本を野菜栽培用の土に挿し、念のため表面に赤玉土を盛り、水をたっぷり与えた上で、受け皿に水を張って、窓辺に置いてみた。いわゆる挿し木の要領だが、いくら強健な野草でも、根無しでは枯れるだろうと思っていたところ、今も青々と元気で、普通に花が咲いた。これなら根付かないまでも、種を残して次代に繋がるかもしれない。
 ハコベには古来のミドリハコベと近来のコハコベがあるそうだが、花を見ると雄しべの数が3本と少ないので、コハコベの部類ではないかと思われる。あまりこの種類の違いは意味が無いように思うのだが、コハコベのほうが頑健で栽培しやすいのかもしれない。
 せっかくなので、モデルケースとして繁茂させたいものだ。

 

七草セットのハコベ

 

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