飛ぶのは大変

飛ぶ桜文鳥(ポン)
飛んでいくポン

 文鳥の飛行写真は、慣れれば簡単に撮れる。行動パターンを把握して、飛んでくるところに焦点を合わせて待っていれば良いのだ。
 かくして撮れた画像を見ると、いつもながら、飛翔というのは大変な作業だと思える。羽の一本一本が空気を捉えて、あるいは広がり、あるいはしなり、うまく連動しているのがわかるのだ。これを意識的に制御しようとするのは困難で、人間の飛行機技術はまだまだ自然の足元に及ばないような気がしてくる。

 さて、飛ぶというのは、生まれながらに飛べるはずの文鳥にとっても、実は大変な作業なので、病気や老齢で体力がなくなると途端に飛べなくなる。そして、一度飛べなくなると、復活は難しいかもしれない。
 身体的に、一度筋肉が落ちてしまうとなかなか戻らないのが主因だと思えるが、案外飛ばずに済むなら無理して飛ばなくなるという、精神的なのか現実的なのか、意識的か無意識的か、判断に難しい感覚の問題も存在するような気もする。若ければ飛ぼうとする意欲が強いはずだが、老齢になると面倒になるのではないかと思えるのだ。
 しかし、飼い主としては、飛べるなら飛んでもらいたいと、オッキやヤッチやクラを見ると思う。少なくとも、ヤッチとクラがベタンと床に落ちるのだけは、止めてもらいたいところだ。何故多少とも羽ばたかないのだろう?不思議な文鳥たちだ。

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