浮かれ女と孝行娘

オスに追われるメス文鳥(カナ・ラック・ポン)
孫(ラック)や子(ポン)に追われるカナ

 繁殖期の若いオスは力が有り余っていて、メスを襲う。特に、普段浮気性のメス文鳥が産卵期間になるとおそろしいまでの執拗さで追い掛け回す。
 この2、3日における、ラックによるカナの追いかけは、特に度し難い。あまりのことに、飼い主は禁じ手の「洗濯ばさみの刑」の復活を考えているところだ。
 これは、精力絶倫であった無礼者のブレイ、ラックの・・・祖父の祖母の祖父の祖父にあたる文鳥が、メスを追い掛け回してどうしようもないので、洗濯ばさみを尻尾に付けてやったというものだ。もちろん数分後にははずしてやったのだが、その写真をホームページに貼ったら、虐待だと閲覧者から苦情があり、少々反省したのであった。
 ただ、この苦情を言ってきた人が、「文鳥がこんな写真を公開されていると知ったら傷つく」といったようなことを書いてあったのには、賛同いたしかねた。そこで、文鳥はホームページを見ないと思うと、率直にご返信申し上げたのであった。

 ヨレヨレになり手間隙掛けさせてくれる孝行娘のオッキが、今夜帰宅を拒否する。つぼ巣に入ろうとしないのだ。何度試みてもつぼ巣に入らず、指をかむ。
 いかに孝行娘でも腹が立つではないか。こちらはこれから掃除をしなければならないのに!何だろうと思ったら、お腹が減っていたらしい。どうやら、カナを巡る騒動もあり、手の中で十分に湯漬けエサを食べられなかったようなのだ。
 結局、一羽で10分ほどかけてゆっくりと湯漬けエサを食べ、少し満足してつぼ巣にお帰りになった。何と親孝行なことだろう!!

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