「通い婚」続く

 

水浴びに興じる文鳥(ノコリ)
水浴びに興じるノコリ

 ノコリは朝コウのカゴに入って日中一緒に過ごし、放鳥後には元のカゴに戻って眠る、通い婚的な生活を送っている。もちろん、本来の通い婚は夜一緒にすごすものなので、時間的にはまるで逆だが、通っているのは同じなのだ。
 完全な夫婦にしたくない飼い主としてはうれしいのだが、元のカゴも維持しなければならないので面倒ではある。今夜も、最後にノコリを帰す時に、まずコウのカゴの開閉口に近づけるが、「そこじゃないだろ、いい加減に覚えろよな」という顔で見られ、昼間のように入ろうとはしない。そこで、元のカゴの開閉口に近づけると、さっさと定位置のT字止まり木に飛び移り、可及的速やかに眠る準備に入る。
 この生活をいつまで続けるつもりなのだろうか。別宅を持つとは、お坊ちゃまは贅沢だ。

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