卓上の「おやつ」の種類増える
飼料会社では試食をする生体が社内にいるはずなので、商品化されたものは、その小鳥たちのチェックを経ていることは確かだ。しかし、文鳥の好みは例外のカナリアシードを除けばかなり変動するので、一時の試験結果が普遍のものとは考えない方が良い。
ペレットと違って配合飼料の良いのは、形や大きさ、そしておそらくは味も違う数種類の穀物を含むため、気まぐれな好みの変化が可能な点にもあると思う。
昔からある誤解に、季節によって配合を変える方法論がある。つまりアワを増やしたりキビを増やしたりするのだが、これがまた、それぞれの流儀によってまるで正反対だったりするので面白いのだが、理屈以前にほとんど無意味だと思っている。なぜなら、選り好みされたらそれまでだからだ。何しろ、配合比率を変えても、大きなエサ箱に入れ、表面の殻を吹き飛ばして新しいものを継ぎ足すようなことをしては、まるで意味がないのだ。
本当にそのような細かすぎる(人によって言っていることが異なる)配合率の季節変化が必要だと信じているなら、食べきるだけの少量しかエサ箱に入れず、日に何度も完食したのを確認した上で、また少量与えるようにするしかあるまい。・・・そこまでする人がいるものだろうか?またそれに意味があるのだろうか?
いろいろ選り好みして食べ、好みも変化する文鳥たち。それはそれとして、いろいろあればいろいろ試したい飼い主としての私と、あまり使用した人の話を聞かないものを試しつつ売りたい小売店主としての私の、願望と必要性により、今日からエサ場に竹炭と副食ペレット(野菜ペレット・果物ペレット)が増えたのであった。
熱烈歓迎といった反応ではないが(ペレットは飼料に少し配合されているので、知ってはいるはず。フルーツのものはいい匂いなので数粒食べてみたが、お菓子のようであった)、テーブルの上に数粒ずつ置くと、数羽の文鳥たちがパリパリと少しずつ食べていた。そのうちに好きになる文鳥もでてくるだろう。しばらく様子を見たいところだ。
(来週は別の物も試すことになるのだが、置く場所がないなぁ・・・)
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