母文鳥の横顔

桜文鳥メスの横顔
「性格が悪そう」と思われたエコの横顔

 改めてエコのアゴに注目したら、少しだけ白い差し毛があった。となると、やはり濃い目の桜文鳥カップルからは、さらに原種に近い文鳥が生まれると言うことになるのだろうか。しかし、エコは台湾産とされていて、台湾は日本の繁殖家と違い白は白同士、桜は桜同士で代々繁殖させるはずなので、それでも少しは白い差し毛が残り続けるものなのかもしれない。突発的に白い差し毛が多い子供が生まれたりもするのだろう。
 あまり根拠のないことを言うと怒られそうだが、日本人はプロの繁殖家すらも混ぜるのが好きで、どうしても品種の基本形が崩してしまっているような気がする。別の色を混ぜた方が丈夫になる、くらいの素朴に過ぎる感覚はいい加減に捨ててもらいたいところだ。もっとも、日本の場合弥富の白文鳥が遺伝子的に特殊で、弥富系の白文鳥同士の産んだ卵は四分の一の確率で孵化せず、なおかつ桜文鳥とカップルにすると、子供は両親のいずれかに似る産み分けが起きるので(台湾系の白文鳥と桜文鳥の間からはごま塩柄のみが生まれる)、桜文鳥と交配するのが合理的であったのは確かだ。
 ごま塩と桜文鳥を外見で区別するのも至難な話で、例えば我が家のアトはごま塩だろうか?やはり産み分けで桜文鳥の白い差し毛が多いタイプと見なすべきなのか?このあたりは、数十羽、数百羽単位で研究的に繁殖するか、遺伝子のゲノム解析をしなければわからないだろうと思う。わからないので、適当に考えているうちが楽しいかもしれない(あまり細かにわかっているように書くのは間違いの元のようだ)。

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