父子の争い

文鳥父子の争い1
首を伸ばしてハルに対抗するノコリ

 成長した後も親子の情愛が持続する生き物は珍しい。文鳥の場合も、おそらく親という概念は存在しない。もし飼育下で、父と息子が恋愛感情を持たずに仲良しであり続けたとしたら、友情に近いものであり、お互いに我が父、我が子という意識は有り得ないだろう。
 人間が育てて親代わりになったとしても、成長後の文鳥は飼い主を「パパ」「ママ」とは考えず、慣れ親しんだ一種の友情を持つか、恋愛感情を抱くかのいずれかで、恋愛感情を持ってくれないと、ベタベタと近づいてはくれなくなってしまう。
 特に一羽だけ飼育する飼い主にとっては、親とは別のものとして飼い主を意識し始める時期、我が家のノコリの今ような生後3、4ヶ月の頃に、いかに接するか、つまり恋愛対象としてみてもらうかが重要になると言えるだろう。

 で、プチ反抗期のノコリ、今日は有り余る体力を、どこかのおっさん鳥とのど付き合いで解消していた。どこかのおっさんが、実父のハルだということは、もちろん飼い主しか知らないのである。

文鳥父子の争い2

コメント

タイトルとURLをコピーしました