早くも繁殖の予兆

早くも繁殖の予兆
つぼ巣物件探し中のラックとシュー

 シューとラックの幼馴染カップルは、ようやく夫婦としての自覚を持ったのか、最近つぼ巣に対する執着が激しくなっている。近寄るものは誰彼なく、見事な2羽の共同作戦でたたきのめしている。困ったものだ。
 その夫婦の犠牲者の一羽がクラだ。特に争う気はないが巣の近くでボッーとしていると、叩き落されてしまう。それも本当にボテッと落ちる。飛行が不自由になってきているのだ。
 クラは片目を失明しているので、おそらくそれで飛行の際の着地点が明確に出来ず飛び回れないのだと思うのだが、それにしても脅されたくらいで墜落するというのは、かなり不安だ。
 色つやとしてはまったく問題ないのだが、少々注意すべきだろう。

【感想】
 「大阪の文鳥オフ会からの情報」で「弥冨文鳥組合がついに幕を閉じた」、とのお話は、初耳なので驚いた。
 改めて愛知県の統計を確認したところ↓、昨年の2月の段階で、飼養個数8戸、1235番(従って親鳥の数は2倍の2470羽)、「生産量」(出荷数)、成鳥490羽、ヒナ2963羽になっていたので、組合的な活動を続けるのは厳しい状態ではあったのかもしれない。http://www.pref.aichi.jp/0000010898.html
 個人的には、ずいぶん前に将来性は厳しいものと見ていたので↓、今までよく存続しているな、大変だろうな、といった感想になる。
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/bun2/mondai/mondai2.htm
 それでも、昨秋にはメーカーが多数出展する『バード&スモールアニマルフェア』が弥富で開催され↓、数ヶ月前文鳥組合からヒナを送って頂いた方のお話をうかがっていたので、事実なら意外ではある。
http://www.jbsaa.jp/info/081011.html

 結局のところ、ブランドイメージを持たせても単価を上げるには至らず、年中流通する台湾産に圧倒された感じだろうか。「生産」を引き継ぐ若い世代も現れず、旧来の生産システムと流通システムを継続するだけでは、やはり行き詰ってしまうのかもしれない。
 実際には小回り良く対応してくださっていたので、その点を前面に出せれば良かったのだろうか(生体を扱わない小売店なので何も気にせず言えば、生体は生産者と飼い主が直接つながったほうが良い)。なかなかうまくいかないものだと思う。

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