顔の小さなマキと大きいアト
昼、短時間放鳥から帰す際に、イブをマキのカゴに入れてみた。・・・、マキは喜んでいたが、イブは仲間のカゴに帰ろうと半ばパニックになってしまった。元のカゴのある(見えない)左側にしがみつくイブを、なだめすかしてシュー・ラックのいるカゴに帰す以外になかった。
ようするに、イブはまだ異性に興味がないのだ。それに対して、ラックは早熟と言って良い。考えてみれば、イブの祖父キューのために迎えた嫁文鳥(カナ)を、横からさらっていったのはラックの祖父であるデコだった。デコの父のハルもませていたし、この系統は恋愛に目覚めるのが早いの相違ない。
夜、ラックは、今日もマキにくっついて回っていた。イブは、今までいつも一緒だったラックが自分を差し置いて新入りに夢中なのが理解出来ない様子だ。
このままでは、相思相愛のラックとマキが、飼い主の意向など無視して同居し始めるかねない。しかし、謎のファクターによって、この2羽の仲はそこまで深まらないと見える。謎のファクター、アトだ。白文鳥の妻と仲良くし、飼い主の親指に交尾をするアトは、この新入りの小柄な桜文鳥にも興味を示し、積極的に付け回し、ラックとマキが親密になるのを阻止しているのだ。
マキは、桜文鳥であれば何でも良いらしい。まだ色気がなく、とにかく仲間と一緒にいたいらしいので、頼りになりそうな顔も態度もでかい文鳥を慕うのだろう。今日は一緒につぼ巣に入って喜んでいた。
あと1カ月もすれば、繁殖気分よりも換羽傾向が強まるはずで、そうなればアトも少しは落ち着くだろうし、イブは異性に興味を持つようになるかもしれない。
とりあえず、このまま様子見するしかなさそうだ。
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