ラック、恋に目覚める

文鳥の三角関係
マキに張り付くラックと近づけないイブ

 マキは一日で飛行がうまくなった。まだ飛びながら目的地を変えることは出来ないが、目的地を見定め、床から急上昇することも出来るようになった。やはり、機敏ではあるのだろう。
 テーブルには降りないマキに、ラックがずっと付きまとい、イブをも無視するような態度になった。どうやら昨夜イブの邪魔をしているうちに、マキに恋したようだ。
 まずい展開だが、そこになぜかアトが一枚加わり、妙な状況になっていた。アトは、巣篭もり中の白文鳥の妻のことなどまるで忘れて、ラックと一緒に、否むしろラックを追い払いつつマキに付きまとっていたのだ。彼は、白でも桜でも人間でも何でも良いらしい。
 シマは、結局マキには興味を示さず、やはり体調が思わしくないようで、終始静かであった(換羽だと思うのだが)。
 ラックとマキが仲良くなりすぎると困るので、早めにイブとマキを同居させた方が良いかもしれない。なかなか難しいところだ。

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