『ペットコテージ ハウス』に誘うシマ
以前設置した『ペットコテージ ハウス』、アトがのぞき込む程度で利用者がなかなか現れなかったが、今日シマが中に入ってエコを誘っていた。エコが視界に入れば、箱巣だろうがつぼ巣だろうがキノコ型の巣だろうが、中に入って誘うのだ。涙ぐましいおじさんではないか。もちろん、エコはまるで無視、シマが近づいてくれば突きたおしている(シマ無抵抗)。やはり涙ぐましい。
【余談】
今日は比較的暇だったので、今回のペットショップ踏査の最後を飾る遠征を行うことにした。事前調査であまり期待できないと見ていた北方。
東急東横線に乗り、大井町線に乗り換え、さらに田園都市線に・・・、こういった東急のはしごなどした記憶がないが、とにかく桜新町に到着する。水槽の見えるペットショップは、タウンページには小鳥店としても登録しているようだが、その影もない。次。
雨の中を用賀方面に歩いていく。感じの良い小さなペットショップだったが、中に入るまでもなく文鳥は少ないのはわかった。入り口から視認出来るのは白文鳥1羽だ。中に入るのも面倒なので次。
田園都市線で宮崎台へ行く。この辺りは一度来たことがあるが、はっきりした山が住宅地になっているようなところだ。何とも目立たないペットショップの軒先には、奇妙な構造物があり、くもっているのか経年変化でくもったのかたんに汚れているのかわからないガラスと金網の向こうに鳥カゴがあるのがわかる。セキセイインコらしきものが見え、端のカゴにはシナモン文鳥らしきものが見てとれる。頑丈そうだが何とも奇妙な代物で、とりあえず中も見ておくことにする。間口のせまい入り口にヒナの育て方について何やら書かれているので、少し期待したが、中はずらずらずらっと水槽が並べられ、それが実に整然としている。なぜか店員らしき者の気配がない。ヒナをどこに隠しているのか謎のままだが、「鳥は外」と言うのは気に食わないので店外に出る。
せっかくなので、田園都市線であざみ野に出て市営地下鉄でセンター北に出る。ペットエコを冷やかし、あわよくばと思ったのだが、何と珍しいことにメスのカゴ(のはずだがシナモンはさえずっていた)に桜文鳥は一羽もいなかった。無念、帰還する。
昨今は、熱帯魚を漫然と飼うのではなく、水槽を一種のディスプレイに位置づけ、水草やら何やらにこだわる人が増え、一種のブームになっているためか、ペットショップも生き残りのためその手の商品を増やす傾向にあるようだ。
さらに一歩進めば、何しろ飼うというよりディスプレイなので、そのディスプレイを管理する人が必要になり、各家庭を巡回して水槽内の管理・保守・改良などがメインになってくるお店もあるようだ。せっかくなので、小鳥もディスプレイとして貸し出しにして管理するようにすれば良いものを、と少し思う(似たようなものはあると思う)。
しかし、取り替えたら同じ種類でも気がつくのがペットの飼い主と言うものだと思うので、ペットショップと言うなら、やはりそういった飼い主を相手にするのがあるべき姿だと思う。あるべき姿では経済的に立ち行かないとしたら、何とも悲しいことだ。
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