鏡回しを企むエコ
エコは手乗りくずれのカナと異なり、完全無欠に非手乗りのはずだ。そもそも、生まれは台湾らしいのだ。
しかし、それにしては順応性が高く、人間をあまり恐がらない。今日はイブ・シューを見て興味を持ったのか、鏡を突き、上に乗ろうかと思案していた。・・・、とりあえずこの文鳥も我が家向きだったと言えるだろう。
飼い主は誰もが、もし自分が文鳥ならこんな環境で暮らしたいなあ、という環境を実現しようと、それぞれ努力するのではないかと思われる。当然と言えば当然だが、目指す目標はそれぞれ違うわけで、私の場合は、複数が室内で飛び回るのが理想の姿となる。人間の私はお祭り状態などうんざりするが、文鳥ならこの方が良いと思っている。
このそれぞれの我が家環境に適合しているか否かで、お店から迎え入れた文鳥が幸福か幸福だったかを推し量らずにはいられない。やはり、テーブルで好きなように食べ散らし、飛び回りしていれば、それなりに楽しい生活をしているものとして安心できるのだ。
何しろ、ペットショップなど宿命的にろくな所ではないので、そこにいるのよりは我が家のほうがマシだ。しかし、自分が買わなければ、よりその文鳥にとって望ましい飼い主に巡り合った可能性もあるわけで、そこが悩ましいところと言えよう。
その点、シンとメイなどは、いまだにテーブルの上にも降りてこないので、どんなものかと考えてしまう。しかし、おびえている様子はまるでなく、カゴから出てくる時は、ひたすらうれしげだ。なかなか測りがたい文鳥もいるようだ。
【余禄】
コーナン星川店に「手乗りキンカ」が売られていた。キンカチョウを餌づけしたのだろうが、ずいぶん珍しいので驚いた(こんなホームセンターの片隅になぜ・・・)。
キンカチョウ。おそらく文鳥のように、成長してもベタベタ甘えることは、まずないように思われる。しかし、あの可憐な小鳥が肩に止まるだけでも良いかもしれない。
ただ、我が家に迎えたら倍はある文鳥たちにひどい目に合わされるだろう。残念ながら、見ているだけだ。
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