イブの近況
当然のことながら、イブも手の中にじっとしていることなど無くなった。ゴンが亡くなったのでライバル心を抱くこともなくなり、興味を失ったのだ。
最近は、なぜかカナがフリース服の襟から潜り込もうと企んでいる。この文鳥は「うちの子」ではないが、明らかに手のり崩れで、最初の放鳥時などは、まさに喜び勇んで手の中に潜りこんできたものだった(だが「握り文鳥」は我が家では長続きしない。他に誘惑が多すぎるのだ)。
思うに、カナは神奈川県横浜市金沢八景の小さな小鳥屋さんで餌づけされ、店主のあのお爺さんは、餌づけの際に手の中に入れたり服の中に入れたりしていたのだろう。しかし、飛べるようになるとカゴの外には出せない(開放的な店の前は国道16号だ)。カナとして見れば、手の中やら服の中に入りたくてうずうずしていたのではなかろうか。
もしくは、手のりとして売られ、一般家庭で手のりとして育ったものの、何らかの事情で小鳥屋さんに引き取られたかだが、いずれにせよ、カナの場合、我が家に来たのは幸運だったように思える。
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