最長老はノロ

若文鳥と長老文鳥
シューとノロ

 ゴンが自らの姿を刻んだ墓石の下で眠ることになり、我が家の最長老はノロとなった。女番長のゴンに比べれば、まるで貫禄がなく頼りない長老だ。ただ、やたらと元気だ。
 ノロ、劣悪なペットショップでみすぼらしく煤けた様子でまどろんでいた彼は、カゴをのぞいた時に目を覚まして即座にさえずったため、我が家に迎え入れられたのだった。当時は、今よりずっとみすぼらしく年寄りくさかった。つまり、実年齢は不明だ。しかし、初めから人を恐がらないどころか、唯一の味方として頼ってきたところを見ると、手のり崩れでさほど年寄りではなかったはず。となれば、春生まれなら7歳、秋なら8歳となる。
 何となくぼんやりしながら長生きしてもらいたいものだ。

【余禄】
 掃除しながら聞いていた1チャンネルNHKは、牛馬などの家畜、より具体的にはその糞が身近に存在する環境に、赤ん坊の頃暮らしていると、アレルギー体質にならないといった話であった。
 そうは言っても、マンションの屋上で乳牛を飼って搾乳するわけにもいかないので(「エコ」で良いかもしれないが)、小鳥の糞が同様の役割を担えれば良いものを、その点の研究はないのだろうかと考えた。
 同様の効果があるなら、赤ん坊が生まれたら、是非手乗り文鳥を飼うべきで、それも赤ん坊も入る部屋でぶんぶん遊ばせて、フンの掃除はそれなりにせよ!といった鉄則が確立しないとも限らない。せっかくなので、そういった方向で研究して欲しいところだ。

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