昨夜は、手の中で眠り、ミカンを少々食べ、いつもどおり。今朝も特に変わった様子はなかったが、午後2時頃に開口呼吸が見られ、少し調子が悪いのか、と思いつつ多忙を極めていたので注意を欠き、夜の放鳥時に姿が見えず(通常つぼ巣にいる)、さては気付かぬうちに落下したかとテーブルの下を探したが居らず、カゴの中をよくよく見ると、水浴び器の前で冷たくなっていた。
それほど時間を経た様子はなく、2、30分前に亡くなったようだ。足をそろえて少し体を伸ばし加減、最期は発作的なものではなかったかと思われる。
満9歳。3羽の末っ子に生まれ、上の2羽は養子に出る中、「一番黒いから」という理由で我が家に残り、その容姿や態度からオスと勘違いされ(弟のオマケとは犬猿の仲)、嫁としてやって来たセーユと相思相愛で産卵競争を演じ、婿としてやって来たノロはたたき出し、次の婿予定者のケイは姪のセーユに横取りされ、次のキタとようやく普通の夫婦生活を送るようになり、オッキを孵し育てたものの、運動障害になり(ようするに心臓が弱くなったのだろうと思う)、さらに年下の夫には突然先立たれ、昨今では悠々自適の偏屈ばあさんとして、我が家に君臨していた。
波乱万丈の一生ご苦労様。そのうちお墓の白いナデシコも咲くだろう。合掌。
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