手の中でいがみあうゴンとイブ
ゴンは人間不信だが温かい手の中はお気に入りだ。一方ゴンの・・・、孫(ヤッチ)の・・・孫(テン)の子のイブは、落ち着かないものの、まだ手の中が好きでいてくれている。そして、ともに独占したいと考える。
今日も飼い主の義務なので、逃げるゴンナ様を捕縛して手の中でお休み頂く。しばらくすると、イブがもぐりこもうと工作を始め、無理やり横に入って、邪魔な年寄りの排除をもくろむ。なかば硬直している先祖の年寄りも手痛く反撃をするが、ともに手の中からは動かない。
このように満たされない方が、イブの手のひら離れを防げるのではないかと、飼い主は密かに算段するのであった。
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