自力救済より他力本願


​報われない努力を止めないオステ​​
 高い目標に向かって不屈に努力を続ける、これは一般的には褒められる行為だが、身の程をわきまえない愚かな行為となってしまう事もある。自分の限界をわきまえて、他者の助力を求めるのは、実はそれほど簡単なことではなく、理想ではなく現実としては、より必要性が高い心がけだと、オステを見ていて悟った。
 何しろ、片手羽がないのに、床から飛び上ろうと、コメツキバッタのように飛び跳ねるのだ。見ている方が心臓に悪いが、すぐに助けてしまうと、コメツキバッタ行為により、つまり自助のアプローチにより救われたとの錯覚を与えてしまうので、悩ましい(私は信心のない人間なので、仏様に祈ることで『他力本願』に期待するなど、何と主体性のない情けない話だと思っていたが、自分では手に負えないことなら神様仏様にすがる他ないので、案外に合理的な考えだと、理解するようになった)。
 オステには、自分にはハンデがあり、他の鳥とは違うことを悟って、同じことをしようとせず、自分で出来ることを考えて行動出来るようになって欲しい。テーブルの上に戻るためには・・・、飼い主の助けを求めるのが正解である。

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