巣立ちは自立の第一歩

翼を伸ばす文鳥ヒナ
翼を伸ばし準備体操をするイブ

 最終回の餌づけでかなり食べ、体重はイブ27、「シュー」26、「アポ」29gだった。

 今日は、イブが「ピィヤ!」と朝から騒々しかった。飼い主が部屋を出入りする音に正確に反応し、ダンボールの中から「ピィヤ!」と鳴くのだ。いかに抜き足差し足と忍び、ドアを閉める音を立てまいと苦労してもイブをだます事は出来ない。
 これはいつもの事だが、今回は約一週間違いのヒナと一緒なので、この騒音が安眠妨害になっては困る。そこでイブだけ取り出して遊んでやると、30センチほど顔に向かって飛んできた。初飛行、つまり巣立ちだ。
 もちろん、文鳥の場合、ヒナが巣から飛び立ったところで親の庇護から自立したわけではない。巣から離れるまでに成長し、親に従って巣の外の世界で生活し始めるだけで、これからエサのとり方などを親鳥から学ぶ(真似る)期間となる。つまり、文鳥のような小鳥の巣立ちは、自立の第一歩に過ぎないのだ。
 とりあえず、明日からは、餌づけ終了後イブだけ少し遊び(これが親鳥代わりの作業)、日中は↓の施設でも生活してもらおうと思う。下のヒナたち、特に「シュー」はイブの真似をしてすでに羽ばたき練習を始めているので、イブが日中一羽でさびしい思いをするのも、数日のことだろう。

文鳥ヒナの「育成施設」

コメント

タイトルとURLをコピーしました