「シュー」・「アポ」・イブ
今日は、孵化19日目の「シュー」も18日目の「アポ」もよく食べて、ともに26g。孵化25日目のイブは27gで変わらずだった。
ところで、26とか27gはヒナの体重としてどうなのか、これまでのデータを見る限り、我が家では普通だ。世間的には違うのだろうか?少々頼りない知識に流されがちな部分もあるような気がしてしまうアニファの飼育本を見ると、生後20日目のヒナの「平均体重」を約21.5g、28日目が約25gとなっている。
この本が「平均」と比較すれば我が家のヒナたちはずいぶん重たいが、これは複数羽の中で育ったため、栄養が十分ではないヒナの場合に限られるのではなかろうか。我が家の場合は、親鳥に育てられる段階から一羽っ子なので、はじめから栄養豊かに育っていることが多く、そうでない場合も早々に体格が大きくなり(キューは16日目19gから22日目28gに激増している)、後は増加しなくなる。
そもそも、ヒナの成長は、まず内臓の消化器官が先行して発達し、大量に消化吸収する準備を整えた後に体格を大きくし、さらに羽毛の発達などにつながる。親鳥から引き継ぐ孵化16日目頃は消化器官は成鳥より目覚しく活動できるはずなので、どんどん食べてそれが身につく状態にあり、それでも生まれながらの資質があるので、一定の体格となれば体重増が止まるはずなのだ。
つまり、健康で栄養を十分に与えられたヒナなら、生後20日程度で成鳥の平均体重くらい超えている方が、実はよほど自然と言えるのである。従って、生後3週間で20g程度(満腹時)の文鳥を買ってきた場合、それはそれ以前が栄養不足だったと見なされるので、どんどん食べてもらって大きくなってもらわねばならないし、もし食べなかったり体重が増えないなら、エサの内容や与え方や環境(温かく安静な場所で無いと消化が遅くなり、成長も遅くなる)、そして病気を疑っても良いだろう。
ただ、これは平均的な体格の場合で、例えば『育て親』でエサを与えにくいほど口が小さければ、先天的に小柄な文鳥になる可能性が高く、それなら20g程度で推移しても不思議は無い。
我が家にも、以前は成鳥時22gの小柄な文鳥がいたので、その体重の変遷を記録していれば良かったのだが、データを取り始めてからの文鳥たちは、成鳥時26~31gのオスたちばかりだ。よりいろいろサンプリングしたいのだが、今回の3羽も、我が家的な平均タイプのように思われる。・・・何にしろ、元気に育ってくれるのが一番だが。
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