卓上水浴びに興じるカエ
人間も文鳥も自信がつくと積極的になるのは同じだ。つい数週間前まで飛べずに右往左往していたカエは、自由自在に飛びまわれるようになり(翼の羽の間引き切りは関係ないのだ)、同居のテンとも仲良くなり、今や怖い者無しの状態になっている。
今日はポンやテンに釣られて卓上で水浴びを始めた。目前の人間がフラッシュをたいて写真を撮ってもどこ吹く風だ。顔は飼い主の好みではないが、自信と水浴びのためか、色つや照り輝くばかりになっている。もう、完全に我が家になじんだと言えるだろう。
【ペットショップの踏査】
今日で最後と決め、時間と労力と移動費を投入しメスの桜文鳥探しに向かった。
JR横浜線や横浜市営地下鉄と東急東横線を乗り継ぎ、横浜市北部の山岳地帯や川崎市縁をウロウロしたわけだが、結局「使えるお店」は、東急新丸子駅の小鳥屋さんと(駅から離れた方)、地下鉄センター北の巨大ペットショップだけだった。
新丸子。お店の規模のわりには文鳥が多いお店で、桜文鳥もいた。しかし、良さそうな一羽はオスに見える。もう一羽はメスかも知れないが、ごくわずかに白い羽毛が多い。尋ねてみるのが面倒なので(いろいろ過去にいきさつがある)、今回は控えることにした。なお、このお店で目に付いたのは、1羽4000円で売られていたシナモン文鳥の中雛だ。まだヒナ換羽していない姿で3羽いて、実に可愛げであった。
センター北。大きなカゴの中に、小柄で理想的な容姿の桜文鳥がいたが、のぞいて良く見る前にさえずってくれた。外見はメスなのだが、これではどうしようもない。脚輪があるのがメスのようだが、その一羽は白い羽毛が多くあまり元気がない。「調整中」と貼紙のある別のカゴに、桜2羽とシルバー1羽、それになぜか小さな鳩類が一緒に入っている。その2羽はなかなか姿が良く、目の大きな方はオスのようだったが、もう一方はメスのようで、白い脚輪をしていた。悪くはない。むしろ十分に良いのだが、「調整中」とあって面倒そうなのと、同居する目の大きいのと仲が良さそうなのと、同居するシルバーが調子が悪そうなのと、ほっぺたの形が気になるので止めた。
ほっぺた。思うにハルは、飼い主の好みと同じで、頬の白い部分がかまぼこ型であることにこだわっている気で、そうでないメスには見向きもしていないのだ。そういった好みは、コロッと変わる可能性があるのだが、飼い主から見れば十分に許容範囲のアイを相手にしなかった文鳥だけに、好みはうるさいと見ておくべきだろう。
なお、この店には今の季節でも台湾産の文鳥のヒナが、全4色売られている。差し餌が終わって売れ残っている者もあり、そうなるとプラス500円だそうだ。
そういったわけで、選り好ハルには独身でいてもらうことにして、久しぶりのまとまったペットショップ踏査を終了したのであった(踏査リストは下記ページ参照)。
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/bun2/tokubetu/shop.htm
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