トウモロコシを食べるコウとノロ
放鳥中、電気を消してカナを捕獲、台所に連れて行き爪を切る。さらに、ノロを捕獲し同様にする。「ギャ~!」と叫ぶが無視して切る。このように、文鳥の爪切りは面倒だ。切ること自体は慣れればどうと言うこともない作業に過ぎないが、他の文鳥たちを騒がせずに捕獲するタイミングに悩むのだ。
ところで、飼い主の中には、自分の文鳥の爪を獣医など他人任せにする人もいるようだが、なるべく自分でやる努力をしたほうが良いと思う。なぜなら、投薬など飼い主が保定して行わなければならない事態も十分に有り得るので、爪切りでもしてその練習をしておかないと、いざと言う時に困るのだ。他人任せに出来ない緊急時に備え、飼い主としてすべきことが出来るように習慣付けておく必要がある。
それにしても、ノロが「ギャ~!」と悲鳴をあげるのは初めてのことで、これは実に感慨深い。握られようとどうしようと、何をされているのか分からず、のろっとした鈍感な目つきだったのに(そのくせ切られた後は片脚を上げて恨めしげな顔をする)、晩年になってずいぶんと文鳥らしくなったと言える。
のろっとしていたためか、手乗り崩れだったのか、このノロは初めから手に乗り、何と親指に液体を残していったことがあった(普通に表現したら「わいせつ、もしくは公序良俗に反すると判断された表現が含まれています」と楽天がのたまうのでこうなった。妙な言葉狩りをするではないか!)。手乗りのオス文鳥が飼い主にそういった行為をする話は聞いていたが、我が家にはそういった者がいなかったので(交尾の姿勢はする)、その時は痛く驚き感心したものだ。
その後、そういった人間の目から見ればずいぶんと失礼な行為をするオス文鳥は現れなかった。しかし、昨日今日と連続してアトが親指に欲情したのは、どうしたわけだろうか。やはりただ者ではないに相違なく、元気が有り余っている証拠と言えよう。しかし、その妻は産卵しないのは不思議といえば不思議で、あくまでも産卵するかしないかはメス側の気分次第という文鳥の事情を示しているようだ。
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