![換羽中で見栄えしない「カエ」](/image/img0baeadd8zikazj.jpeg)
換羽中で見栄えしない「カエ」
で、昨日は購入した小鳥屋さんの定休日だったので、今日の午前中に電話をしてオスだった旨を伝え、取り替えられるメスがいるか尋ねた。すると、いるとのご返答だったので、早速午後に伺うと伝えたのであった。
午後1時、「ムツ」と呼ばれる予定だった文鳥を小さな鳥カゴに入れ、それを買い物バックに包み、上にハンカチをのせて目隠しにして、さっさと出発する。
金沢八景。お店に着くと来意を告げ、早速鳥カゴを取り出す。昨日の午後からさえずっていた旨を伝えるが、店主のおじいちゃんはどうしてもメスに見えて仕方がないらしい。私はクチバシを見てオスの疑惑を持ったが、店主は同じクチバシを見てメスに見えて仕方がないのだ。これは私の鑑賞眼の方が優れていると言うより偶然で、・・・まあ、そういうものなのだと私のほうが認識出来ているのだろう。無知の知だ。
代わりとなり得るメス文鳥は、ヒナ羽毛の残る白2羽、換羽中の桜1羽のようだった。ようするに選択の余地はない。何しろ、今回嫁を迎えることになるはずのテンと、いちおうハルは、白文鳥には興味を示さないのだ。従って、ろくに確認もせずに、メスとされる白い脚輪をはめた桜文鳥を小さなカゴに入れてもらい、それを買い物バックに入れて立ち去ることにした。
店主のおじいちゃんが、どこから来たのかと聞くので、「横浜のミナミオータと言うところです」と最寄の駅名を告げた。往復の電車賃は460円するのだ。オスでもなければ、わざわざ取替えに来るような酔狂なことをするはずはない。こういった場合、近所なら、たまたま自分の文鳥と相性が悪かったので、オスと言うことにして交換を希望する者もいるかもしれないが・・・。
家に帰ってよくよく見たが、カナに似ていなくもないが、それよりもクチバシが厚くしっかりした感じがする。体重は27グラムあった。今度は、ほとんどメスに見える(なぜと聞かれても困るが、クチバシかなぁ・・・)。第一、ペアで飼われて脚輪までしていたし、隔離場所のカゴに入れられるや、すぐに配合エサを食べ、つぼ巣にも驚かないところを見れば、すでに産卵経験もあるかもしれない(このお店はペアの場合つぼ巣を入れ、店内で繁殖させていることがあった)。しかし、羹(あつもの)に懲りれば膾(なます)でも吹かずにはいられまい。万一のため、風切り羽を間引かず、脚輪もそのままにしておいた。
名前は、取替えたので「カエ」にしよう。カナと一族と思われるので、ちょうど良いだろう。
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