アイとシンとポンとテンと
ハルとアイの距離は縮まらず、事態は混沌としてきている。
デコとカナはほぼ元の鞘に収まり、女傑のカナも落ち着いたのか、換羽が始まったようで、ハルに対する関心は急速に薄れているようだ。従って、徐々にハルが同居しているメスを意識するのを待てば良い・・・はずなのだが、そのアイにポンが思いを寄せ、その執着が日々に募っている様子で、一波乱も二波乱も必至の情勢になっているのだ。
さらに、個々の文鳥の好悪が複雑なのだ。アイにしても、同居のハルとは疎遠、求愛するシンのことは嫌いで、付きまとうポンのことは好ましく思っているものの、実はキューに最も魅かれているらしい。もちろん、キューは抱卵に忙しく、いつものようにクールだが、ポンは愛する両者の間で悩み、なおかつ同居する弟分に「浮気」をなじられる状態だ。
飼い主も混乱してくるが、さらに、ゲンとオッキがハルを目の敵にし、ハルはカナの次にそのオッキを恋愛対象に考え、またカナをテンも本命視していたり、よく分からないが、ドロドロとした物が沸騰してきているような、実に不気味な様相となってきていて、・・・考えようによっては面白い。
財布の中身の問題と、飼育数の限界問題、さらに来月にヒナが生まれる可能性、これらを勘案すると、飼い主としてはしばらく身動きが取れない状況となっている。
とりあえず、キューとシズの卵が孵化するか結果を待って、少し遠征してペットショップめぐりをすることになるかもしれない。貯金が肝要だ。
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