痛々しいくらいで笑えるメイ
昨日の書き方は、不親切だったかもしれない。
換羽は普通に読めば「カンウ」だろう。この漢字から「トヤ」とは読めない。しかし、飼育用語では「トヤ」とすることが多い(繰り返すが私は「カンウ」派)。
なぜか、昨日も触れたように、大昔から続くワシやタカの飼育小屋を、「鳥屋(トヤ)」と呼ぶことから類推すれば、これは明白となるはずだ。猛禽類は換羽の際に鳥屋で安静な生活をさせ、これを「鳥屋籠り(トヤごもり)」と呼ぶ。換羽時期になれば鳥屋に入れるわけで、換羽(カンウ)→鳥屋(トヤ)の関係が、換羽(カンウ)=鳥屋(トヤ)に変化して、換羽(トヤ)になるに至ったわけだ。
そう考えると、猛禽類以外、それほど安静にしなくても良い文鳥の換羽を「トヤ」と呼ぶ正当性は、まったく無いと思えるのだが、すでに飼育用語として定着しているので、特に否定することもない。一般人には分からない専門用語がわかると、何となくとうれしいかもしれないので、それがあっても良いだろう。
さて、白文鳥の換羽は地肌が目立って痛々しいが、シンもメイも元気に飛び回っている。相変わらずテーブルには下りて来ない点が、なかなか頑固でよろしい。
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