ブランコにブランドがあるとは!

おとなの家を冷やかして帰って来るテン・ポン
おとなの家を冷やかして帰って来るテン・ポン

 我が家では、プラスチック製の安いブランコをカゴに常設しているが、昔から鈴の付いた物を優先的に買っていた。ところが4、5年前から鈴の付いた物を見かけなくなり、鈴を別に買ってきて鈴なしの物に取り付けるようになった。鈴にこだわる文鳥がいるからだが、その細かな取り付け作業をしつつ、なぜメーカー(コバヤシさん)は鈴付きを止めてしまったのかと密かに恨めしく思っていたのだった。
 それで、商品として売る立場になった時、迷惑になると気が引けながらも、鈴付きはないのかとメーカーに直接電話で尋ねたのは、個人的には必然の行為であった。お答えは、鈴を付ける職人さんが亡くなって製造中止になったものの、在庫は少々あるといったものだった。当然ながら仕入れたのだが、実物を見れば、それは我が家が使用していたのより一回り大きな鈴であった。
 おかしいな、と少し思ったが、そちらの鈴の方が立派でもあるので、仕様変更があったのだろうと気にも止めずにいた。それが、今日になって真相が判明した。たんに違うメーカーだったのだ。私が使用する機会の多かった鈴付きブランコは、細野製作所という会社が製造したものだった!
 なぜ気づかない?と思われるかもしれないが、何しろ誤差は微少で、並べてよくよくよくよく見比べないと分からない。・・・確かに、微妙に鈴の取り付け部の形状が違う。カゴへの止め具となる針金の太さが違う。全体の形や大きさや厚みも、ミクロから最大2ミリ程度違う。・・・↓の写真で分かるだろうか?分かるまい。・・・実に個人的には奥深い話だ。

 

ブランコ

 

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