キューの紙くず御殿
今日は卵の査察を実施する。サイ以外は大量に産んでいなかった。
それにしても、キューと言えば巣作りの名匠で、イグサを巣材として編んだそれは、芸術品のように思えたものだが、今や紙くず箱同然に変わり果ててしまった。
来シーズンはどうなるのだろうか。予想がつかない。
【蛇足-お店探訪記-】
何年ぶりかに、横浜のサカタのタネガーデンセンター↓に行ったので、その様子などを記しておきたい。
http://www.sakataseed.co.jp/gardencenter/yokohama.html
何が目的かと言えば、アレナリアモンタナという花の変種である「かぐや姫」の苗を探しに行ったのだ。プランターにモンタナ・「かぐや姫」・モンタナと並べて植える予定だったのだが、「かぐや姫」がなかなか売り出されず、通販でそれだけを買うのもどうかと思い、2週間ほど実店舗を探していたのだ。
結局、アレナリアの苗は見つからずがっかりしたのだが(通販で注文した)、併設されているペットショップには文鳥が多くいて、久しぶりに大いに満足であった。
このお店は、数年前まで大昔の鳥獣屋然としていて、ほめられた環境ではなかったのだが、いつの間にか近代的に清潔になっていた。それでも、個々のケージ内の環境が十分かと問われれば疑問符が残るものの、以前に比べれば格段の進歩なのは一目瞭然であった。しかも、文鳥がクリームまでいるのである。
陳列されていたのは、白・桜・シナモン・シルバー、そして「イノ」の成鳥。この「イノ」はが薄く目が赤く、シルバーイノのように見えたが、基がシナモンでないとも言い切れず、よくわからない。それぞれ、オス・メスの価格が明示されていて(ペアだと割安)、性別で分けているようにも思えないのだが、羽数の割には手狭なケージ2台に、種々雑多な状態で放り込まれていた。彼らが、根っこ付きの小松菜を争いむさぼる姿は、「生存競争」の四文字を想起させ、ワイルドであった。
それと、ペアでの販売のみとなるらしい「ライトシルバー」とクリームが一組ずつ、それと、「若」として餌づけヒナの売れ残りと思われる中ヒナの桜が2羽、それぞれ別のケージに入れられていた。なお、詳細な価格は控えたいが、最も高いクリームはペアで3万円台半ば、安い「若」が2000円で、品種の価格としては平均的と思われた(「イノ」がシルバーより安いのは珍しいかもしれない)。
個人的には、雑多に詰め込まれたケージにいた1羽、これも餌づけヒナの売れ残りと推測される桜文鳥が気に入った。我が家のテンのようにヒナ羽毛を残しているが、ケージの前で「ピー・ピピヨン」とヘイスケ流さえずりで挨拶すると、すぐにさえずり返してくれた。・・・オスを探している時なら、迷わず買いなのだが!
手のりヒナとして売られていたのは、白2羽とシルバー2羽のみだった。白たちはケースをのぞくと口を開けてくるし、別のケージにいるシルバーはすでに飛べるまでに育っており、ケージ前面に「文鳥キック」をしてくれた。なかなか愛想が良い。昔は、インコなどのヒナと一緒の透明ケースに放り込まれていたものだが、ずいぶん良い環境になっている。素晴らしい。店員など一顧だにしなかったが、感動した(個人的には白ヒナは暗いところに置いて欲しいが、それでは商売になりにくい・・・)。
店内の巨大なケージ(室外ケージ)には、文鳥はいなかったものの雑多な鳥たちがいて、ふと気がつくと、目の前にジャンボセキセイがまどろんでいた。考えてみれば実物を見たことがなかった。確かに大きい。こういったいろいろ発見のある、なかなか面白いお店になってくれていた。小鳥屋さんの閉店が相次ぐ昨今であれば、実に貴重と言えるかもしれない。有難い。
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