シードを食べるデコ・コウ夫妻
カナリアシードという穀物が、何ゆえに文鳥の好物であり続けるのか、これがよく分からない。
昔は、カロリーが高い、つまり脂肪分が多いので好むのだろうと、非科学的な当て推量がなされていた。しかし、実際はヒエなどと栄養価での差はほとんどないようだ。となれば、味なのか、食感なのか、これは文鳥になってみないと分からないかもしれない。何しろ、人間は文鳥ではないので、食べてみても文鳥と感覚を共有することは出来ないのだ。
ただ、皮をむいたカナリアシードを何十キロという単位で手にした時、これをお米のように炊いて食べたらうまいのだろうか、と少し思わないでもなかった。しかし、うまいものなら、とっくの昔に食用になっているだろうと、悪魔の誘いを振り払ったのであった。
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