大きな顔の文鳥

食べあさる大きな顔の文鳥の図

　アトがまだ親鳥に育てられている頃、その姿をのぞき見て、巨体の文鳥が出現したと思い込んだものだった。しかし、親鳥から引き継いで体重を量ったところ、標準的なサイズで驚かされた。ようするに、胴体に比べて顔というか頭があまりにも大きいので、巨体に見えただけだったのだ。
　そのアトは、今や悪アトと呼ばれ、湯漬けエサで水浴びをたくらむ危険な文鳥となっている。将来的には嫁文鳥を迎えることになるはずだが、生まれる子はやはり巨顔なのだろうか。とてつもなく強い遺伝力を感じる。