禍福はあざなえる・・・

真剣にはっさくを食べるシズ
手の上で真剣にはっさくを食べるシズ

 禍福はあざなえる何とかと言うけれど、昨年育雛中に、容姿的には最高に飼い主のお気に入りであったセンが亡くなり、容姿では格段に劣るシズをキューの後妻に迎えたのは、結果的に実に幸運であった。
 何しろ、同居当初は、あの(目がつりあがっていて乱暴な)キューを相手に、少々の文鳥のケンカなどお遊びだと思っていても、戦慄せざるを得ないようなバイオレンスを応酬し、一歩も引かないだけでも「女の子」としては尋常ではなかった。そしてその結果、仲良し夫婦になるのだから、それこそ体育会系の力を思い知らされ、文系には実に良い勉強になったのである。
 その静かとは言えないシズは、当然のように産卵も抱卵もするし、その抱卵も夫との交代制が完全なものとなっていて、遊びに出てくれば半手乗りで人間を恐れないのだから、まったく実に素晴らしい。
 まったく、容姿だけで計るべきではないのだが、店のカゴの中で細かな個性など分からないので、この辺は宝くじに当たったようなものだろう。元気で長生きして欲しいところだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました