3羽目の天才

新聞紙運びに励むキュー
新聞紙運びに励むキュー

 私が今まで、「この鳥は天才だ!!」と思った相手は、十姉妹のクロ、文鳥のヘイスケ、そして今いるキューの3羽だけと言うのは、考えてみればずいぶん少ない。
 キューをなぜ天才と思うのか、例えば新聞紙をちぎっていくつかくれてやると、一つをクチバシに加え、もう一つを脚で押さえつけて、さてどうやって2つ持っていくか「考える」様子が天才なのである。いや、考えているとしか思えない態度でそこに一瞬たたずむと控えめに表現しても良い。そして、可能なら一緒にくわえ、不可能ならカゴに一つをしまって戻ってくる。その間、もう一つを隠してしまうと、戻ってきてテーブルの上から床をのぞき、どこに落ちたかと執拗に探すのだ。
 ・・・、何だくだらんと思うかもしれないが、これは学習能力と記憶力の高さを示しており、尋常なことではない。やっていることは他愛ないが、その間の「表情」を見れば、この知的生物の奥深さを実感するに相違ない。・・・しかも、ユーモラスなのだ。

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