悪化が早い

美男子ポンの奇跡の一枚
美男子ポンの奇跡の一枚

 あまり大したご面相で無い人が、別人のように端整に撮れた写真を、「奇跡の一枚」と呼ぶらしいが、その反対もあるのだろう。

 さて、カンは短時間放鳥には出てこなくなり、箱巣に入っている時間が長くなった。生きているのか不安になるが、どうしようもしない事にしたので放っておく。
 それでも夜の放鳥時間には出入り口にやって来て、迎えを待っている。そこで、手に乗せて定位置のつぼ巣まで運ぶ。一時間ほどして迎えに行きカゴに帰してやると、せっせとエサを食べ、しばらくすると、また出入り口で迎えを待っているのでつぼ巣に送ってやる。・・・、その後1時間近く放っておいたら、自力でテーブルの上に飛び降りてきて、送っていくように言うので(もちろん言葉をしゃべりはしない)、またカゴに戻してやる。
 飛べなくなり、お腹の膨らみを気にはしているが、闘病中の文鳥は人間的な感覚での「痛い」より「かったるい」「だるい」という感覚だろうと思う。危篤状態の時は、「痛い」というより「苦しい」のだと思われる。もっとも、これは人間である私が、何回かそういった様子を目前にして感じただけなので、実際はどうだかわからない。ただ、小鳥のような生き物が、痛みに耐えて生きるのは難しいといった話には、何か少し科学的根拠があったかもしれない(忘れた)。
 思うに、カンとしては「体が重いしかったるいし、嫌だわ」くらいの感覚なのではなかろうか。仕方が無いので、使えるものは飼い主でも使う・・・。少なくとも、死の恐怖におびえるようなことは無い。悲観的な飼い主と温度差があるのは、生物種の違いで止むを得ないところだが、むしろあやかりたいところだ。

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