アトのさえずりを確認

踊る阿呆に見る阿呆（ハル・アト）

　日中、短時間放鳥中に、アトが指にワンフレーズだけさえずってくれた。・・・ブレイ流。・・・オス決定。ぐぜりを確認しないうちに、ひそかに完成に近づいているようだ。油断ならない。
　そのアトは、さえずり完成へ精進するためか、他のオスのさえずりを横で真剣に聞いている。悪い気はしないのか、正調ブレイ節の後継者テンは、この天敵に、何度もさえずって聞かせていた。もちろん最後はど突き合いだ。しかし、さえずり競争で、仲良くケンカする関係になってくれるのかもしれない。

　さて、昨日までは飛びまわれたカン、今日は上昇がうまく出来なくなっていた。部屋の上方の巣まで自力で行けないので、人間に送るように催促し、しばらくすると、今度はカゴに帰るので送るように巣の下を通る人間を見下ろす。
　ソウの時は運動能力はある程度保たれたが、カンの場合は難しいのかもしれない。送迎バスの役割くらいはこなすしかなさそうだ。