帰宅の学習

隣カゴに入ってしまったシン
隣カゴにシンが入り込み居住地占拠を危ぶむサイ

 白文鳥が頭が悪いわけではないが、我が家のシン・メイは賢いとは思えない。いまだにテーブルの上に降りてこないのは、好奇心の欠如の現れであろう。好奇心は、良かれ悪しかれ賢さの現われではあるまいか。それはともかく、カゴに帰れないと言うのは、抱卵などの際に支障となる。
 今日は、ふがいない夫シンをしつけるためにマルが努力していた。文鳥的会話によって誘い、自分たちのカゴに導こうとしたのだ。実は、これは前夫のグリによって、自らがしつけられたものであった。思い出せば、あのグリと言う文鳥は実にしつけがうまかった。自身もかなり頼りないマルだが、とにかく一緒に飛んで「文鳥団地」にまでは誘い出せた。続いてマルが自分たちのカゴに入ってみせる。よし、頑張っている、と感心しながら見ていたが・・・、シンは隣カゴに入ってしまった。しかも空き巣に入り込み出てこない。
 マルは悠然とアワ玉を食べながら待っているが、見ているこちらがイライラしてくる。5分ほどして、ようやく自分の巣ではないと気が付いたらしいシンが出てくると、マルは外付け水浴び器まで迎えに出る。素晴らしい。マルにしては上出来だ、と感動したのだが、賢くないシンはどうして良いのかわからなくなり、カゴの外にも出られない。
 やむなく介入する。シンが入り込んでいるヤッチ・サイのカゴの外付け水浴び器を撤去し、その入り口も開けてやる。そしてしばらく様子を見る。その間、自分のカゴに隣の白文鳥が侵入しているのに気付いたサイが、心配そうに見に来たが(写真)、シンは何とかカゴから外に飛び出した。
 ここで放鳥時間が終了し、電気を消してシンを捕獲、マルの待つカゴに帰した。
 そろそろ自分のカゴの位置くらい覚えて帰って欲しいのだが、我が家の白文鳥は、ミナ以外はどうにも困ったものだ。

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