鏡が好きなゴンナ様
文鳥は驚異的に賢い生き物だが、鏡に映る姿を自分自身だと認識しているとは思えない。おそらく仲間の一羽だと思うのだろうが、その自分の姿が実に自分自身の好きなタイプであることも多いのかもしれない。まさにナルシストだ。
鏡に映る自分の姿が大好きなのは、ゴンとキューだ。キューは求愛して襲いかかるが、ゴンナ様の場合うっとりと長い間見とれている。今日は何やら張り切ってカゴから出てきて、鏡をのぞきこんでいた。いったい何を考えているのだろうか。
人間の食事中、盛んにぐぜり声が聞こえてきた。ぐぜり声はひとつ。すだれ越しに薄暗いカゴの中を見通すのは困難であったが、どうやらブランコの上でポンがぐぜっているものと思われた。引き続き注目したいところだ。
なお、オスではないかと思っているアトは、ポンのようにおとなのオスの追っかけを始めていない。従ってメスの可能性も十分あるが、飼い主のヘイスケ流口笛を真剣に聞いてくれているので、継承してくれないものかと、淡い期待を抱いている。
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