親子の自覚なくミカンを争うカナとポン
8歳のゴンは最近またカゴから出てこなくなった。少し前から片目の下の羽毛が逆立って目を開けているのがつらそうだったので、小さなハサミで切ってやろうとつかみ出そうとしたところ、悲鳴をあげて逃げ惑わせることになってしまった。結局、指をかまれつつ(ずっと噛んでいるのである)、作業を行ったが、思ったよりうまくいかない。女性が眉毛を手入れする時に使うようなハサミが必要なようだ。
さて、アトはさらにひとりエサに近づき、さびしくはあるが、親代わりの飼い主としての肩の荷が下りた。日中はおとなしくブランコに乗ったり、粟穂をせっせと散らかしたりしているようだ。他の文鳥たちの姿が見えて見えなくても気にしないし、人を呼んで騒ぐこともない。両親にはあまり似ないで(母親のマルは夫のグリが亡くなった時、ひたすらオスを要求して甲高い声で鳴き騒いだ。父親のシンは未だ自分でカゴに帰れず、帰すのに苦労させられる)、、なかなか良く出来た文鳥と言えるだろう。とりあえず、今のところはだが。
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