孵化32日目頭の大きなアト
アトは今日もおとなしく、人懐こく、放鳥時も人から離れることはほとんどなかった。頭の大きさがテンの1.5倍あって愛嬌があり、実に良い子である。
頭の大きさは違うが、今日現在の体重はアトとテンともに27gで同じであった。なお、ポンは29gだ。
一番大柄なポンは、頭の中央からヒナ換羽が始まっており、キューの追っかけをし、おとなたちのカゴをのぞくのを趣味にしている。これらの行動は、オス的なものと言えそうだ。一方、メスであるべきテンは、今日手の中でのどを鳴らしていた。反対の手にいるアトに対しけん制してギュルギュルといった余韻が長くなったようなものだが、これはグゼリの前知らせで、オスになるヒナで確認される現象と認識している。さては、期待を裏切り、十代目君も若君であらせられるのかもしれない。
放鳥時、今日もシズの姿が見えず、気になって箱巣の入り口から指を侵入させると、軽くつつかれた。これは抱卵しているのではなかろうか?
しばらくして、キューがどこかから巣材を拾って帰ると、交代でシズが出てきて、何やらせわしなくいろいろかじって、5分とたたずに音もなく帰ってしまった。
安産だったようだ。黙ってもすぐに帰り、黙々と抱卵する。キューは良い後妻に恵まれたと言えよう。
抱卵中のメスの秘技煮干持ち帰りをするシズ
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