カナリアシードを食べるテンとポン
途端に寒くなったが文鳥たちは概ね元気だ。ただ、放鳥に出て来なかった者が2羽いた。ゴンとオッキ。オッキは抱卵のための巣籠りのためと思われる。ゴンは最近ハッスルしすぎてくたびれたのと、寒さの影響だろう。のんびりしてもらいたいところだ。
ハッスルさせた原因である新カップルは、小突きあいを続けつつも、シズはキューの後をくっついて回っている。そのシズは、尾羽が換羽している。生産農家で伸びきれなかった分を取り戻すつもりかもしれない。
そのシズの出生地は、確証は何も無いものの、浜松市三ケ日ということに、飼い主の頭の中では断定されている。1983年発行の畜産全書に載っているが、その辺りにまだ文鳥生産農家があるはずというのが、その断定の唯一の根拠となる。
なお、シズが手に乗る理由は数日前に書いたが、その推測の元になっているのも、この書物の記述で、コピーを発掘したので、参考までに少し抜き書きしておきたい。曰く「(種鳥は)秋子の若鳥が理想的である」(※前年生まれた鳥が繁殖に適していると言う意味)、曰く「手のり文鳥として出荷できなかった子鳥は、しばらく飼育し換羽後羽毛が変わり、親鳥の羽毛になるまで飼い、成鳥として出荷する」。かなり古くはあるが、生産農家とはどういったものか、妙な幻想を抜きにして現実的なことが読み取れて面白い書物だ。
さて、「アト」は温室の中で寒さも知らずに順調だ。体重は27gと変わらないが、しっかり食べ、しっかりフンをしている。先輩のポン・テンと顔合わせさせようとしたが、両君は警戒して近づこうとしなかった。交流はもう少し先のことになりそうだ。
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