ゴンの求愛行動

バイオレンスカップルのくつろぎ
バイオレンスカップルのくつろぎ

 キューとシズは、ヒナのポン・テンと一緒に昼にもカゴの外に出している。「アト」の餌づけ後の11時過ぎと14時30分過ぎだ。なぜなら、かなりのバトルが繰り広げられ、こちらの気持ちが落ち着かなくなるからだ。
 そして、仲良く出てきて、手の上で並んで「残飯」(ヒナの食べ残しの湯漬けエサ)を食べ、仲良くつぼ巣に収まり、10分ほどする時が済むらしく、指に乗ってカゴに帰る。・・・わからないカップルだが、似たもの同士という気がしないでもない。
 そのような若者たちの姿を見ながら、隣カゴのゴンは、どうやってキューを誘い込むか、日がな一日考えているようだ。ヨレヨレの老体だが、つぼ巣で甘え声まで出すのである。もちろん、夜の放鳥時、キューの側に行ってその姿を見つめる目つきは尋常ではない。キューの方は何とも思っていないようだが(この箱入り息子は他鳥の気持ちなど欠片も考えない)、さすがのシズも、身の危険を察してゴンの側からは離れる。何しろ目つきが恐いし、攻撃の仕方にも殺気がこもっているのだ。見ているだけでも恐ろしい。
 文鳥という生き物のすごいところは、嫉妬やら何やら、やたらと人間的なところだろう。25gでこれなのだから実に不可思議で、飼ったことのない人には信じられないだろうし、わからない人には永遠にわからないだろう。

 さて、ポンとテンはひとり餌となり、毎日の記載対象から外れることになる。ポンはオス、テンはメス、と考えているが、案外両方オスのような気がしないでもない。性別はわからないから面白い。当分どちらかといろいろ無駄な思案させてもらえるのだ。
 「アト」も順調で、今日は27gだった。しかし、当初期待していたような、規格外の大食や体重増はなかった。わりと普通の・・・、メスになると予想しておこう。
 明朝は寒いようなので、育雛室のダンボールに毛布をかけておこう。

キューを見つめるゴンナ様
キューを見つめるゴンナ様

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