孵化7日目の「アト」
まだ若い妻を失ったキュー、年老いた夫を失ったメイ。この2羽がカップルになれば、すべてが丸くおさまる・・・。
オマケの急死の翌日にこのようなことを考えるのは不謹慎なようだが、あいにく文鳥に喪中はない。キューは日増しにサイ(実母)への執着を強め、メイはシンやクラに色目を使っているのが現実なのであった。この事態を前に、飼い主の人間的な哀惜などは、とりあえずどこかに置いて対処しなければなるまい。
問題は、キューが白文鳥を異生物と見なしてい点だ。まるで眼中にないらしく、近づく気配すら毛ほどもない。それでも今朝、メイのカゴにキューを入れてみた。反応は予想通りで、即座にメイを追い立てつぼ巣を占拠した。
いちおう、明日はメイをキューのカゴに入れ、しばらく様子を見ようと思う。どうにもならないようなら、「アト」を引き継いだ後、シン・メイは白同士のカップルに戻し、キューとマルを一緒にするという考えも持っている。マルとシンは、今ひとつ夫婦としての一体感がないので、その方が納まりが良いかもしれない。
このように、両親の離婚が画策されている「アト」は、マルにしっかりと育てられ、気のせいか頭も体も大きく、すでに大物感を漂わせている。
一方、ポンとテンは、今夜初めて放鳥の様子を観覧した。まだおとなの文鳥たちをこわがっていたが、数日すると追い掛け回すようになるだろう。
ポンはかなり飛ぶのがうまくなり、行動半径を広げている。クチバシは早くも色がはげてきてもいる。テンも脚がしっかりしてきて、飛行練習の羽ばたきに余念がない(体重1g減)。ともに、湯づけエサの粒を自主的にかじるようになっている。
明日から日中はカゴ生活をさせてみようと思う。
フゴの破壊にいそしむポン
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