本題の前に時事ネタです。
朝起きるとテレビで久間防衛大臣が話していましたが、この人は話せば話すほど意味不明になる昔かたぎの政治家のようなので、黙っていた方が良いと思いました。
野党とマスコミは、昨日から例によって「原爆を落とされたのはしかたがない」と、原爆投下を容認した発言をしたことにしていましたが、私は、「原爆投下で被害にあわれた方々は、なぜ自分たちがこのような理不尽な悲劇に見舞われたのか納得するために、戦争を終結させるのに役立ったとして自分たちを慰める以外になかった」といった主旨だと受け取っていました。
ところが、「アメリカはソ連が参戦するのがわかっていたので、それ以前に戦争を終結するために原爆を落とした。そのことについて、いまさら是非を論じても仕方がない」といった意味だったと、今朝のご当人の説明から判断するしかなくなりました。これでは、確かにアメリカ合衆国の代弁者です。「仕方がない」とか「仕様がない」といった言い回しではなく、内容が問題なのです。戦争を早期終結させるか否かと、非戦闘員に対する無差別爆撃は別問題と言うことくらい、日本の防衛大臣であれば、肝に銘じてもらわねば困ります。
※ そもそもアメリカはソ連の参戦を知っていたどころか、ヤルタ協定でそれを認めていたわけで、日本降伏の最大要因は原爆よりも中立国として仲介を期待していたソ連の参戦にあったのは、これはほとんど常識です(8月9日長崎に原爆が投下された日に、日ソ中立条約を一方的に破棄したソ連軍が日本軍を攻撃し始めます)。原爆など投下しなくとも、ソ連の参戦でお手上げ状態になったはずなのです。
さて、本題です。
その昔、高田馬場のセブンイレブン前で見かけた小ぶりな空色の朝顔、秋には種を採取して、春に自宅の周りに撒いたのですが根付きませんでした。あまり真剣に栽培する気がなかったのがいけなかったのですが、まさかそれから十年以上も心の片隅に引っかかることになるとは思いませんでした。何しろ探すとなると見当たらないのです。
大学生時代は「原坊の朝顔」の里親になろうかと考えましたが、少し空色と違うようなのでやめました。この「原坊の朝顔」と言うのは、サザンオールスターズの桑田圭祐さんと原由子さんご夫妻が泥中から拾い上げて育てた朝顔で、ファンの間に流布拡大中だったのです。なぜ、そのような朝顔のことを知っていたのかと言えば、桑田さんは高校の十何年か先輩で、原さんの横浜(関内)の実家である天ぷら屋さんも知っているので、ごく一時期ファンクラブに入っていたからでした。
そのような過程もあって、試しにヘブンリーブルーを栽培したのですが・・・、それはそれで見事で美しいものの、理想の姿より大ぶりだったので、またあの小ぶりな空色の朝顔を探したくなりました。そこで、まずはネット検索すると、その後「原坊の朝顔」は着々と代を重ね、今では色合いも、私としては理想的な空色の子孫もあるようでした(モニター写真では判断しづらい。空色の朝顔は時間とともに紫がかるはずなので、撮影時間による偏差も考えられる)。この際、空色に見える「原坊の朝顔」をお譲り頂けるようにお願いしようかと思案しましたが、その前にネットオークションを確認したところ、まさに5、6cmの空色の朝顔の種が出品されていました。何でもあるものですね。即座に落札しました。
届いた朝顔の種を、数時間水に浸した後で植木鉢に撒いたのが6月28日、そして30日に芽が出てきて、今日7月1日にはしっかりした双葉になりました。どのような花が咲くのか楽しみです。
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