ナニカわからず救急車

虚弱な医者いらずマメ

 人の年寄り昨夕、透析から帰って来て玄関に上げて放っておいたら、どういった感じかわからないが倒れ、階段?に顔面を強打したらしいのだ。30分ほど後に顔の半分が膨れているので、氷嚢(『アイスノン』)に頭を押し付けるようにして眠らせたら、生きているのかわからないほど安静に寝入ったので、一晩様子を見た。そして、早朝、顔の腫れはかなり治まったが、薄目しか開けられず内出血が目頬口元にあり、悲惨な状態になっていた。
 これを放置すると、私が正面からボクサー並みのストレートを浴びせたと見られそうである。まあ、他人の目などどうでも良いのだが、これで頬骨など割れていると、いろいろやっかいにならないとも限らない。

 そこで、考えた。救急車を呼ばずに通院する場合どうするのか、を、だ。可能な限り忙しい救急車の世話にはなりたくなかったのだ。
 車椅子で行ける範囲に、元々のかかりつけである内科がある。そこに連れて行き、無能な内科の勤務医などどうせ何も出来ないので、さっさと紹介状を書かせて、クルド人に襲われて有名になった医療センターの形成外科に連れて行こうと考えたのである。何しろ透析患者だ。入院となった場合、それが可能な病院でなければどうしようもないのだ。
 で、そのかかりつけの内科だが、電話をしたところ要領を得ない。診ても何も出来ないと言うので、紹介状を書いてくれたら良いと応じるのだが、診ないと紹介状を書けないと言う。だから見せに行くと言っているのだ、と応じれば、診ても何も出来ないと言う・・・。
 不毛なので、いちおうクルド人に嫌われてしまった医療センターに電話する。ここもやはり要領を得ない。顔面打撲で何かを受診すればそちらへの紹介状がもらえますかね、と尋ねたわけだが、紹介状がないと診れないのでどこぞの病院で診てもらえと言う。だから、そう言っている、と応じるのだが、何んとか言う埼玉県の窓口で案内してもらうと良いと、丁寧に教えてくれる。
 形成外科がどこにあるのかなど、ネットで調べれば一分もかからないが、車椅子の年寄りをそこに連れて行くのは、急には不可能に近く、私は午後には在宅していないといけないのだ。

 そこで、ケアマネに知恵を貸せと言えば、救急車を呼べと言う。救急ではないような気がするので、電話嫌いなのに方々電話していたのだが、こんなことをしていたら時間が無くなるので、やむなく救急車を呼び、内心「またこの揺れる箱か忌々しい」と思いながら、なるべく愛想よく救急隊の方には答え、結局、医療センターに厄介になった。
 結果、顔面の骨折はなく、目は腫れているが視力はあるので、腫れが引くのを待つ、と言うだけの話で、正午頃には解放された。・・・内科医もヘチマもないじゃないか、ヘチマでも何でも医者と名が付けばわかるはずだ。だいたい「かかりつけ」に何科の別などあるわけないだろう。やばいなと思えばそれにふさわしいところに紹介状を書くのがシステムだろうに。救急車の出動件数が多い一旦は、かかりつけを称する病院がバカだから、もかなりの比率であるのではなかろうか。困ったものである。

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