キミョー逝去

 昼、ケージの底の隅で静かに亡くなっていた。おそらく、朝、衰弱し視界が暗くなった際に見られる、明るい側(ウチの場合は背後が窓)に視線を向ける行動をとり、ほどなく眠るように亡くなったのだろう。
 2012年11月22日生まれなので、9歳に1か月足らずの8歳。ずいぶん恵まれた文鳥であった。何しろ、物心ついた時には妻になるイートに可愛がられ、姉さん女房の下で気ままに過ごせたし、その妻が亡くなったら、次は若い後妻と一緒に水浴びをしたり仲良く暮らし、前夜まで寄りかかるように眠っていたのである。白内障で不自由になっていたが、前夜まで飛んで食べてが出来、飼い主に面倒をかけない「親思い」を示しての往生、恵まれた一生ではなかろうか。
 ともあれ、キミョー、やすらかに。

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