紙一重

​愛される非手乗りセツ​​
 セツは手乗りでないにもかかわらず、飼い主のお気に入りだ。稀に、夫のデッカの後ろに付いて昼間の放鳥にも出てきてしまうが、運動神経に欠けのんびりしているので、簡単につかまり、飼い主をいら立たせることがない。
 産卵はするが、あまり抱卵をしない。最初は熱心に抱卵し、「夜会」にも参加せず巣ごもりしていたが、すぐに「夜会」時間は気にせず遊ぶようになった。ところが、真夏であったため放置された卵は孵化し、「夜会」以外の時間帯はしっかり育て、娘シルバとサンの活躍で、(家系図的には)今やグランドマザーとなっている。
 ・・・レイと行動は似ている。ところが一方は愛され、一方は疎まれてしまう。きっと・・・、徳の差だな。
 なお、最近、暗闇飛行で事故の危険性が増大したため、ギン♂、レイ♀の翼羽をかなり抜いてしまったのだが、ギンが飛べないとあきらめ、床をウロウロしたりカゴから出なかったりしているのに対し、レイは、羽ばたきに羽ばたき3メートルは飛べるようになった(体力の消費が大きい)。・・・徳がないと言うより厚かましくて可愛げがないのかもしれない。紙一重の違いが残念なのである。

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