飛んでる「あさの山くん」ことウノ
美丈夫、美男で巨漢のウノは、小さな十姉妹の男の子オコメに付きまとい、その寝室(ツボ巣)に入り浸る変態だったが、日に日に変わってきている。
これまでは、オコメが眠っている巣の上、つまりカゴの上から離れず、なかなか帰ろうとしなかった。ところが、最近はその執着が薄れてきており、ほどほどでその定位置を離れ、自分のカゴに帰りたがるようになった。そのカゴには、若い文鳥の女の子(マナコ)が、「新婚妻は甲斐甲斐しい」との神話そのままにウノの帰りを待っており、帰ったウノの近くにすぐ寄ってくる。
つまり、異種の同性への片想いから、同種の異姓との相思相愛へ、超アブノーマルな世界から、ごく真っ当なノーマルの世界に戻りつつあると言えよう。・・・安心したが、少し残念な気もしないでもない。
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